歯を白くする。それは、あなたのイメージを大きく改善する素晴らしい選択となります。
ホワイトニングには歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と自宅で、自分自身が行う「ホームホワイトニング」があることは過去のブログでご紹介しているため、既にご存知でしょうが、歯科医院で行うのか、自分自身で行うのかについてはどちらが良いのかは、わからない人も多いと思います。
今回は、この2つの方法の中で、自分自身で行うホワイトニング法について記載していきたいと思います。「ホワイトニングをしたいけど・・・」と悩んでいる方の参考になればと思います。
ホームホワイトニングとは
ホームホワイトニングとは、「医療ホワイトニング」と呼ばれ、歯の表面ではなく 内面の黄ばみの色素などを薬剤で分解し白くするホワイトニング方法です。
ホームホワイトニングは、医療機関でホームホワイトイニングに使用するためのマウスピースの作成と薬剤の処方を受ければ、あとは自分のタイミングでホワイトニングを進めることができるので、手軽であり、一定の効果も期待できることから、仕事に追われている方や、なかなか頻繁には歯科医院に通院できない方にオススメのホワイトニング法になります。
オフィスホワイトニング(歯科医院で実施するホワイトニング法)と比べて、刺激の低い薬剤で、一定の時間をかけて ゆっくりと色素を分解することで、自然な白さが獲得できることと、歯の白さが元の色に戻ってしまう「後戻り」までの期間が長く、白さのキープする時間が長いため、ホワイトニングに必要な継続的なホワイトニング実施の間隔が長くなる傾向があります。
後戻りについては以前のブログにも記載しているため、そちらも参考にしてください。
https://smile-steps.com/archives/585 「私はホワイトニングできるか・・・と思ったら」
この記事の中のホワイトニングの注意点の中に。後戻りについての記載があります。
ホームホワイトニングのデメリット
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べ、自分自身で毎日一定の時間、マウスピースに薬剤を添加して口腔内に装着する必要があります。時間は薬剤の種類にもよりますが、30分から就寝中ずっと装着するものまで様々です。
さらに、薬剤塗布後は歯が飲食物などの色素を吸収しやすい状態のため、一定時間 色素の強い食べ物や飲み物の制限(飲食制限)が必要なります。もちろん、喫煙も控える必要があります。毎日ですから、ホームホワイトニングをスタートして感じることは、自分自身の性格に継続性や・我慢強さがあるかないかに依存する要素が高いということです。
そして、白くなるまでの期間が、オフィスホワイトニングに比べ長い(時間を要する)ということがあり、長時間薬剤に歯が接していることで薬剤が歯の深くまで侵襲することで、一般的に 歯に痛みを生じる率も高くなると言われているのです。
簡単にデメリットをまとめると。
- 毎日ホワイトニング材を含んだマウスピースを欠かさずに、一定時間 装着する必要がある。
- ホワイトニング装着終了後、一定時間の食餌制限がある。
- 歯が白くなるまでの時間が比較的長く必要となる。
- 歯に痛みを生じる確立が高くなる。(知覚過敏症など)
ホームホワイトニングの種類
ホームホワイトニングには「ナイトタイプ」と「ディタイプ」があり、アメリカなどで広く使用されているタイプはナイトタイプです。
ナイトホワイトニングは、就寝中 寝ながらホワイトにニグを行います。
薬剤の濃度は過酸化尿素10%〜15%程度です。
ナイトホワイトニングは、夜寝るときに「歯ぎしり」がある方や「かみしめ癖」がある方は、マウスピースに穴が開いてしまい薬剤が漏れてしまうため、向いていません。
ディホワイトニングは、原則 日中の30分から〜2時間程度の装着時間となります。
過酸化尿素の濃度は10%〜35%のものがあります。
過酸化尿素は、「オフィスホワイトニング」で使用する薬剤の「過酸化水素」の1/3程度の効果があるとされているため、過酸化尿素30%の薬剤と過酸化水素10%の薬剤とは同等の効果があることになります。
日本で入手できるホームホワイトニング材
日本で入手可能なホワイトニング材を いくつか紹介していきます。
- NITEホワイトEXCEL
- NITEホワイトACP
- ハイライト ホーム
- オパールエッセンス
- オパールエッセンスGo
- ティオンホームプラチナ
それぞれ薬剤としての濃度が異なり、使用する時間も制限があるため、歯科医師やメーカーの指示に従い使用することが重要です。
ネット上には様々な情報が反乱していますが、医療行為の範疇の行為ですので、歯の白さと引き換えに、痛みを伴うなどのリスクが有ることを十分に理解して利用することが重要と考えます。
現在日本国内で正式に認可されているものは10%の過酸化尿素製剤のみですが、海外では高濃度のホワイトニング剤も多数あります。
歯科医院で処方される高濃度のホワイトニング剤は、歯科医師が治療目的で厚生労働省の許可をもらって海外から輸入したもので、使用に際しては使用方法など細かく指示を行い使用します。
海外で購入した高濃度のホワイトニング剤を歯科医師の指導なく使用したり、既成のマウスピースを使用して行うことはかなり危険ですので絶対にやめましょう。
ホームホワイトニングの流れ
ホームホワイトニングを実施する際には、歯科医師のカウンセリングを受け、適切な薬剤の処方を受けた後に実施する必要があります。
ホワイトニングについての流れをいかに示します。
- 歯科医院でのカウンセリング
- マウスピースの作製(歯型を取り製作します。)
- 薬剤の処方
- ホワイトニング(歯科医師の指導のもと、日中/就寝時の決められた時間で行います)
- メインテナンス(色の後戻りのため、数ヶ月に1〜2度ホワイトニングを実施します)
ホワイトニングをスタートするためには、歯科医院で適切な指導が必要であることが大切なこととなります。
最近では歯科医院に直接行かなくても、リモートでカウンセリングを行うことも可能になりました。
マウスピースは既存のものを使用する方法もありますので、よりホワイトニングは身近なものになりつつあるのです。
まとめ
今回はホームホワイトニングについてのメリット/デメリット、ホームホワイトニングの種類や日本で入手可能なホームホワイトニングの薬剤の種類、そしてホームホワイトニングを実施するための流れについて記載してきました。
過酸化尿素材を使用したホワイトニングは、歯を間違いなく白くする効果がありますが、使用方法を謝れば、治療としてのリスクも存在していることが伝わっていれば良いと思い記事にしてきました。
しかし、ホワイトニングの効果には個人差があることも事実なのです。
白くなる効果が感じられない場合は、次の手としてオフィスホワイトニングを歯科医院で相談することも選択できます。
いずれの方法でも、正しく使って白い歯を手に入れれば、これまでのコンプレックスからも開放されることも間違いのないことなので、鏡を見るたびに歯の色が気になっている人ならば、一度 歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。